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デザイナーぱりおのBLOG日和

 日々の雑記と、ときどきPARIS

パリ3区の遺産相続人 

 


パリ3区の遺産相続人 ( 原題 My Old Lady )を観ました。

パリ3区の相続人1

ヴィアジェ 」 ってご存じですか?
この映画のキーである、フランスの不動産システムのことなんですが
知らなかったわ・・・ヴィアジェ。。。。なかなか興味深い。

ヴィアジェとは、住宅を売買する際
売り主は売った後も住み続けて良い、という制度のこと。
住んでいていいんです、死ぬまで。
しかも、買い主は売り主にず~っと定額家賃を払い続けるのよ

これって。。。買った側に何のメリットがあるのかしら?と思うじゃない!?
かなりの高額を用意しなきゃ買えないような物件を、
ローン形式で安く手に入れることができる。。ということがメリットらしいけれど。
なので、買う方としては、なるべく高齢の人から買うわよねえ。。
死ぬのを待つみたいな制度なわけね。

実際ギャンブルみたいな要素があるわよね。
47歳の時に90歳の人から買ったというヴィアジェの実話で
結局売り主が122歳まで生きて
買い主のほうが先に死んだっていう話もあるらしいわ。

このシステムは200年以上前からあるそうですね。
中世のお屋敷が現存していて、そこに普通に暮らしているフランスならではかしら。
地震大国・日本では成立しないシステムね。
不動産価値も下がる一方だし・・・

*******

物語は、ニューヨークで落ちぶれかかった男が
父親の残したパリの家を相続したことから始まります。
パリ3区、マレの大きなお屋敷で庭付き!
1200万€の価値がある物件と知って、男は売り払って余生を遊んで暮らす気持ちで
パリに来たのに。。。

そこには92歳のおばあ様が住んでいて、つまりヴィアジェだったわけ。
そんなことは知らない戸惑うアメリカ人。
ひょうひょうとしたパリジェンヌおばあ様。
と、その娘。

パリ3区の相続人4

3人によるドラマが展開されるのですが、複雑な家族の歴史が
わかるにつれ、シリアス展開になってゆき・・・
でも最後は幸せになってホッとします。
何だか雑な説明になっちゃいました。

ヴィアジェにひっぱられて、映画の内容がぶっ飛んじゃったからよ~ (゚д゚)
だって~死ぬまでお金の心配しなくていいなんて、羨ましいな~!とか
そんな邪念でスクリーンが霞んじゃって・・・


おばあ様役はマギー・スミス。
イギリス人なのに見事に往年のパリジェンヌを感じさせてくれました。

街の不動産屋役には、「アメリ」でストーカーのようにカフェに通い続けていた
個性派俳優ドミニク・ピノン。 いい味出してます!

パリ3区の相続人3

ヴィアジェのことばかり書いてしまいましたが
勿論、ストーリーも良かったし、パリの街並みも楽しめる
とても素敵な作品でした 

渋谷Bunkamura で12月中旬ごろまで上映予定。


category: ART / CINEMA / BOOK

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