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デザイナーぱりおのBLOG日和

 日々の雑記と、ときどきPARIS

HERMÈSのドキュメンタリー映画 

 

HERMÈSのドキュメンタリー映画「ハート&クラフト」を観た。


RIMG0071.jpg

2010年の年末から今年の2月にかけて
フランス各地の工房に密着し
撮影した47分のドキュメンタリーフィルムだ。

控えめなカメラワークの向こうに
静かに、でも情熱をもって
素材と対話する職人たちの姿があった。


一枚の革を愛でるように吟味するひと
正確なストロークで型を切り出す裁断師
ひと針、ひと針、丁寧にバッグの縁を縫うひと
微妙な調合で染料の色を作るカラリスト
金属を美しく磨きあげるひと
気の遠くなるような細かいスカーフの柄を描くひと


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様々な人種、年齢の職人たちが登場する。


技もさることながら
驚いたのは、彼らの豊かな言葉だ。
まるで詩人のように美しい表現で自分たちの仕事を語る。
その顔は、職人であることの誇りと幸福に満ちているのだった。


上映のあと、エルメス・ジャポン広報の方の話があったが
印象的だったのは

私たちは自分たちのことをブランド企業と言ったことがない。
「会社」という言葉も使わない。
では、何かと問われれば「ものつくりのメゾンです」という。

・・・と、おっしゃったこと。

「会社」とは実体のないもの。
それは、「ひと」がつくるものだ。・・・とも話された。

ひとを大切にする企業風土が、この歴史あるメゾンが存続し
進化している最大の理由なのかもしれない。

「ものをつくって、ひとに届ける」
ひたすらにシンプルな仕事一筋。
HERMÉSの職人の手は、こうして次の世代に継がれてゆく。



category: ART / CINEMA / BOOK

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